ケトジェニックダイエットは減量のスピードが早いダイエットだと口をそろえる人は多いです。
この記事ではケトジェニックダイエット開始して1週間でどれくらいの体重減が可能なのかについて解説をしていきます。
開始1週間経過で体重は1~3kg減
厳格に糖質を抜いていると開始1週間で1kgから3kgの体重減はあります。
ケトジェニックの1日の糖質量は1日20g程度を推奨しています。
「おっ!意外と結構減るんだ!」と思われる方も多いと思いますが、この体重減は水分です。
腎臓は水分、塩分を余分に溜め込む性質があります。
しかし糖質制限をすることでインスリンレベルは低下します。インスリン低下すると腎臓は余計にストックしていた水分、塩分を排出します。
ケトジェニック初期では頻尿になることもあるのですが、これはそういったメカニズムが働いてのようです。
ファスティングなどでも同様の症状がみられます。
あとは肝臓などに貯蔵されているエネルギー源のグリコーゲンというのがあるのですが、こちらも糖質制限やファスティングをしていると減少します。
グリコーゲン1gに対して3gの水分がセットとなっているのでグリコーゲンの減少と共に水分も減っていくことになります。
この水分が減っていくのは糖質制限、ケトジェニックの初期症状です。
私も結構なスピードで痩せた!と喜んでいたのですが勉強していったら「水分だったのかい!」とがっくりきた経験があります。
でもそのときに感じたのは鏡に映る自分を見てスッキリしたというナルシストな感覚です・・。
水分であっても見た目的に結構スッキリしますので、そこまで落ち込む必要はないかもしれません。
次の段階は脂肪燃焼
糖質を制限するケトジェニックダイエットでは本来エネルギー源となるはずの糖質が全然入ってこないので代替のエネルギーが必要になります。
しかし、それは体内にすでにあるものでエネルギーを産出します。
それが脂肪ということです。
脂肪をケトン体というエネルギー源に変換します。
この脂肪を燃焼してる状態をケトーシスと言います。
自分がケトーシスに入ってるか確認するのには、呼気検査(amazonなどで売ってる)かオシッコをひっかけて検査するketostixなどが代表的です。
糖質をエネルギーにすることに慣れきっている身体ですので脂肪燃焼にスイッチが切り替わると異変が起こります。
ケトフルと言われたりしてますが、頭痛やふくらはぎがつったりなどしばし不調が起こります。
しかしこれは通過儀礼で次第に楽になります。
そして脂肪燃焼する身体に順応していきます。
この時期になってくるとケトフルの辛さもなくなり活発になり頭も働くようになってきます。
これをFat Adaptと言う医師もいます。日本語にすると脂肪適応といったところでしょうか。
で、この脂肪をガンガン燃やして活発的になるまでの脂肪適応はケトジェニック開始から2~3週間かかるとデビッドルードヴィヒ博士は言っています。
ということで脂肪をどんどん溶かし込むには少なくとも3週間は継続しないといけないということになります。
その間にチートデーとして炭水化物の暴飲暴食をしてしまったら遠ざかってしまいますので、初期にチートデーはする必要なしと思われます。
まとめ ケトジェニックは1週間で1~3kg落ちる
ケトジェニックは水分が抜ける性質があるので1週間で1kgから3kg程度減ります。
もちろん個人差がありますので目安程度にお考えください。
私自身も1週間で2kgくらい落ちました。
ただ水分が抜けただけなのでお気をつけください。
ダイエットのゴールは体重減少することがゴールではなく魅力的な身体を手に入れる、または元の自分の体型に近づけるといったことが目標かと思います。
その過程で筋トレをするのであれば体重は落ちにくいですが見た目にはかなり良くなっていくはずです。
つまり体重はそこまで気にしないほうがよくて、あくまでも見た目や自分の感覚を重視するべきです。
ということで体型で悩むことになった元凶である脂肪を減らすことをゴールとするのであれば少なくとも2〜3週間の厳格なケトジェニックダイエットのルール徹底が必要です。
その期間を乗り越えてようやく脂肪がガンガン燃えて調子も良くなってくるはずです。
初期は甘いものや白米が食べたくなって辛いところですが頑張っていきましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問、要望、ご指摘はコメントやメールをいただけると幸いです!
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