ケトジェニック中は豚肉を避けるべき理由

ケトジェニックダイエット

ケトジェニック中は低糖質、中タンパク質、高脂質の食生活になりますので『肉』を主軸に考えることになるかと思います。

なぜなら肉が上質かつ効率的にタンパク質を摂取できるからです。

牛肉、鶏肉、羊などありますが豚肉はケトジェニックに向いているのでしょうか?

豚肉について今回は解明していきたいと思います。

ただ一部の豚肉はあまり食べ過ぎることは健康的にオススメできませんので、
その理由につきましても後半で解説していきます。

豚肉の栄養はケトジェニック向き

豚肉はタンパク質の宝庫です。

部位によって異なりますが脂質もたくさんあります。

ちょっと部位ごとにタンパク質、脂質を見ていきましょう。

ヒレ肉 タンパク質多め

味、食感だけではなかったようです。

ヒレは多めなプロテインを蓄えていました。

タンパク質が豊富だから美味しいと感じるのか?と思えてきます。

100gあたり26~28gのタンパク質があります。

脂質は1.7gと殆ど脂がありません。

ケトジェニックは高脂質な食事にすることもルールの一つです。

言われているのは摂取カロリーの65〜70%前後を脂質から摂取するということです。

例えば1,000キロカロリーの食事をしたら700キロカロリーを脂質から摂るということ。

脂質は1gあたり9キロカロリーとして計算されます。

ですから77g程度の脂質を摂ることで700キロカロリーを達成することができます。

ここらへんがイメージの湧きにくいところですよね。

だってスーパーから肉を買ってきてもパッケージには脂質が何gとか書いてないわけですし、思ってもない食品に脂質が含まれていたりもします。

だからケトジェニックをするのであれば大体で良いから「こういう食品には脂質が多かったな」などと覚えておくと良いです!

ロース 高タンパク

ロースは100gあたり26〜28gのタンパク質があります。

ヒレと同様ですね。

違う点は脂質が100gあたり約23gあることです。

骨付きなどによっては少し値が少なることがありますのでご承知ください。

豚ひき肉のタンパク質は

ひき肉は100gあたり26〜28gと同じく高タンパクとされています。

脂質は100gあたり約15g程度とされています。

豚バラ肉 脂質が多い

豚バラの100gあたりタンパク質は15~18g程度とされています。

脂質は100gあたり35gとかなり多いです。

そのため100gのカロリーは375キロカロリーくらいあります。

ちょっと高脂質すぎるかなといった印象です。

バランス的にはロースが最も良い!

ケトジェニックではPFCバランスとして表されることも多いのですが
P(タンパク質)=30%
F(脂質)=60%
C(糖質)=10%

が一般的に知られています。

※このサイトでは糖質は1日20gを推奨しています。

このバランスを健康的にケトジェニックダイエットができる指標とした場合にロース肉は
100gあたりのカロリー約311kcal
タンパク質は104kcalで33%
脂質は207kcalで66%
という構成比になります。

つまりロース肉はケトジェニックの理想的なバランスとなっています。

もちろん豚肉は炭水化物はありませんので糖質はなしです。

ロースを選択することで偏りなく栄養を摂取できるでしょう。

豚肉に含まれるヒスタミン

ヒスタミンという単語自体はじめて聞いたという方もいるかと思います。

簡単ではありますがどのようなもので害があるのかについて解説をしていきます。

ヒスタミンは一部の食品に含まれていて人によってはアレルギーを引き起こします。

  • 鼻詰まり
  • 胸やけ
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • 疲労
  • 片頭痛
  • かゆみ(特に皮膚、目、鼻、耳)

これらの症状を引き起こすことが分かっています。

ヒスタミンのこれらアレルギー症状は食べたら誰にでも『すぐ』に起こるものではありません。

累積されるものとされています。

空のコップがあることをイメージしてください。

水を注ぎ続けて満タンになったら1滴を垂らしても溢れます。

ヒスタミンも同様で満タンになるまでは無症状に近いです。

ところが溢れ出ると1滴(少量のヒスタミン)でもたちまち症状が表に出てきます。

その症状は先程挙げたものが一例です。

これはヒスタミン不耐症と言われてます。

ただ花粉症にならない人もいれば苦しむ人もいるようにヒスタミンで影響がでるのにはバラツキがあります。

もし、ヒスタミンの多い食品を摂取して身体の不調が出たのであればそれはヒスタミン不耐症かもしれません。

ヒスタミンの多い食品を控えて癒やしましょう。

ヒスタミンの多い食品は以下です。

  • 魚介
  • 加工肉(ベーコン、ウインナーなど)
  • チーズ
  • 発酵大豆食品(醤油など)
  • ほうれん草
  • チョコ、ココア

そして豚肉にも多く含まれてます。

もし、豚肉を食べた後に身体の不調があったらヒスタミン不耐症を疑ってみましょう。

いずれにしても豚肉の食べ過ぎは要注意です。

たまに食べる程度の楽しみとして豚肉をポジショニングするのが良いかもしれません。

おすすめの肉は

シリコンバレー式最強の食事の著者であるデイブアスプリーはケトジェニック推奨者の一人でもあります。

それに付け加えてあらゆる毒から身を守り健康面でも最強になるべきだと説く人です。

それに関しては同意できる点が実に多いので参考にさせてもらっている一人であります。

そのデイブアスプリーがおすすめするのが

  • 牧草牛(放し飼いにされ草だけを食べ抗生物質を売ってない牛)
  • 牧草子羊(上と同様の環境で育てられた子羊)

の2つを勧めています。

その下位に入ってくるのが『天然の魚介』や『放し飼いされた豚』です。

豚は何でも食べる動物なので完全牧草豚というのはありません。

でも畜舎に入れられず放し飼いされて育てられる豚もいます。

それらの豚は草、草の根、虫などなどを探し出し食べるそうです。

で、なんで放し飼いが良いかというと『カビ』です。

簡単に書きますがカビというのは色んな食品に内在しています。

それらは日常的に私達は食べ物から摂り入れてしまってます。

これらのカビ毒はあらゆる身体の不調を引き起こし肥満の原因とも言われます。

家畜に与えられる穀物はカビの宝庫です。

それを食べた豚は体内、脂肪にカビを蓄積して食べた人間にも伝播していきます。

これが青空の下、放し飼いだとカビのない餌を食べることになるため豚のカビも少なくなるわけです。

ただ放し飼いの豚肉はスーパーでは入手が難しく通販などになるかと思います。

そうなった時にコスト面もかかってしまいます・・・

「どこまで健康を追求するのか・・」
「そんなこと言ったら何も食べれなくなる・・」
という自他から聞こえる言葉との戦いに我々は足を踏み入れてしまったようです。。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

質問、要望がありましたらメール、コメントをください。

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