ケトジェニックダイエット、糖質制限ダイエットに共通するのは糖質を普段の食事からカットすることです。
多すぎる糖はエネルギーとしてではなく脂肪に変換されます。
逆に糖質をカットするとエネルギー不足になり非常用のエネルギーを燃やし始めます。
それが『脂肪』でその際に生まれるのがケトン体というエネルギー分子です。
ということで糖質が高いものはダイエットに不向きと言えます。
牛乳はどうなのでしょうか?この記事で追求していきます。
牛乳は糖質が多いからダイエットには不向き
結論から先に書いていくと牛乳は糖質が多いです。
一杯を200mlとした場合、糖質は約10gあります。
ケトジェニックでは1日の摂取糖質量は20gが理想です。
50gでも良いなど色々と基準がありますがこのサイトでは20gにしています。
その理由としては糖質量が少ないほどケトーシスに入りやすいからです。
ケトーシスは脂肪燃焼しているモードのことを指します。
糖質制限ダイエットではそれよりもゆるく70g程度で設定されていることが多いです。
ただいずれにしても後で書いていきますが身体に良いとは言えない牛乳で糖質を摂るのはオススメできません。
どうしても飲みたくなってもコップ一杯、、またはその半量と少なくしておいた方が良いでしょう。
牛乳のカゼインは大半の人がアレルギー
ちょっと誇大に書きましたが牛乳に含まれるタンパク質であるカゼインがアレルギーの人は実に多いです。
しかもすぐに症状として現れないアレルギーなのでタチがわるい・・。
遅延型フードアレルギーというのがあります。
小麦アレルギーの人は小麦を食べると痒くなったり、苦しくなったりして『すぐ』症状に出ます。
これは即時型アレルギーです。
ただ遅延型は6時間から24時間かけてじわじわと身体の中で炎症がおきます。
それは身体の外(ブツブツ)や呼吸系など明らかな症状に出ません。
「なんか調子悪いな」くらいに感じたり身体の重さを感じるくらいなので、まさか食べ物が原因なんて思いません。
他にも遅延型の症状としては下痢、吐き気、憂鬱、集中力低下、だるさ、筋肉痛、鼻詰まり、片頭痛、慢性疲労などなど・・。
で、カゼインというのが隠れアレルギーだったという人が実に多いです。
これは『遅延型フードアレルギー検査』という自費検査をすることで90品目以上のフードアレルギーを検査できます。
私もしたのですが何故か一つもアレルギーはありませんでした・・・。でもグルテンフリーはやっているのですが。
カゼイン、グルテンに反応する人が実に多いとその時の看護師さん、栄養士さんにお話を伺いました。
もし、牛乳を飲んだ後に気怠さ、気力がなくなるなど身体の変調があったらカゼインに反応してるかもしれません。
カゼインは乳製品全般に入ってます。
牛乳を筆頭にヨーグルトやチーズなどです。
バターはカゼインが殆ど入ってませんので安心してください。
ちなみにカゼインは体内で分解されるとモルヒネに似た働きをして気持ちよくなります。
それによって「また飲みたい」と身体が欲するようになるという指摘があります。
牛乳のラクトース(乳糖)が下痢、腹痛の原因
牛乳は水をのぞけば先程のタンパク質(カゼイン)と乳糖(ラクトース)と脂肪で構成されてます。
乳糖は砂糖よりも甘いとされてますがこの乳糖を上手に消化できない人もいます。
それが乳糖(ラクトース)不耐症と言われています。
これは人によってラクトースを消化吸収できず下痢や辛い腹痛にみまわれます。
小学校の時にクラスに牛乳を飲まない子って何人かいましたよね。
今思えばその子達は乳糖不耐症だったのだと思います。
しかし、なんで学校では牛乳を公然と出しているのか・・
あんなご飯に合わない飲み物、、そして健康に良いとは言えない飲み物。
癒着の匂いを感じてしまうのは私だけでしょうか。
低脂肪牛乳を飲むと逆に太る
牛乳は太るというイメージがある人は多いと思います。
それは脂肪が多いからと思われてるかもしれません。
厳密には脂肪が肥満の原因ではなく糖質が原因です。
2006年スウェーデンで230世帯を対象に調査し研究があります。
肥満傾向にある人ほど脂肪の摂取量が少なくなり
脂肪の少ない食事をしている人はより多くの砂糖を消費していました。
https://www.ub.gu.se/sok/dissdatabas/detaljvy.xml?id=6979
他にも全脂肪乳を飲む人は低脂肪牛乳を飲む人よりも体重減少傾向にある。
などいくつかの研究があります。
つまり、
脂肪を多く摂ると満足感を得られ過食にならず太らない
一方、低脂肪など摂る脂質が少ない人は砂糖を欲したり過食傾向で太りやすい
と言えると思います。
低温殺菌牛乳が害しかない理由
基本的に牛乳は殺菌されてスーパーなどに並びます。
低温殺菌の方法にはいくつかあるそうでメーカーによって異なりますが共通するのは『熱を入れる』ことです。
この工程によって牛乳に変化が起こります。
まず有益な善玉菌が死滅します。
ビタミンなどの栄養素も減少します。
ラクトース(乳糖)が吸収の早い形に転換されてしまい血糖値の乱高下を引き起こします。
1930年に科学者は低温殺菌の有害性について把握していたということですが脈々と今も低温殺菌は続けられています。
ちなみに低温殺菌が当たり前になる前は生乳(低温殺菌されてない牛乳)を飲むことが普通だったようです。
さぞ美味しく元気になれたでしょう・・
殺菌するのは大腸菌などの悪い菌を殺すためですが、生乳を飲んでも入院などの重い症状になることは100万分の1とされています。
参考記事:https://chriskresser.com/raw-milk-reality-is-raw-milk-dangerous/
それでも殺菌するのは日持ちさせるためなど大人の事情があるのでしょう。
まとめ ダイエット、健康面から考えて牛乳はスキップする
牛乳をこきおろしてしまうような形になってしまいました。
牛乳にはたまにの美味しいドルチェなどでお世話になっています。
チーズも大好きです。
ですが牛乳を飲むことは健康面から見てもダイエット面から見ても全くと言っていいほどメリットがありません。
そもそも人間は牛乳なんて飲む習慣は昔なかったわけです。
牛乳を飲むようになったのはせいぜいここ100年くらいなのではないかと勝手に推測してます。
つまり人間の生存、繁栄のために牛乳は必須ではなかったわけですね。
であるならばケトジェニックダイエット中は少なくとも牛乳をスキップしましょう。
ケトをお休みしているときに牛乳を飲むときも身体に意識を向けましょう。
遅延型アレルギーはとても静かな抵抗を見せます。
意識しないと気が付かないかもしれません。
だから牛乳を飲んだ後に身体の変化を意識して「ん?身体重いかも」「お腹くだしちゃった」などあれば、それは乳糖不耐症やカゼインアレルギーの可能性があります。
バターはまだ良いですが牛乳は特に神経質になった方が良さそうです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問、ご要望がありましたら気軽にメール、コメントをください。
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