マヨネーズ=太る
といった認識の人は多いと思いますがマヨネーズ自体の糖質は100gあたり1~2gとかなり低糖質です。
ケトジェニック中であっても糖質だけ考えるのであればマヨネーズはOKということになります。
ただカロリー自体は高めのマヨネーズ。
何が原因でカロリーが高いのか?そして健康面で考えてマヨネーズはどうなのかということを解説していきます。
マヨネーズがカロリー高いのは油が多いから?
マヨネーズは大さじ1(15g)あたり100kcalあります。
ケトジェニックではカロリーはそこまで気にする必要はありません。
糖質を少なく、タンパク質をしっかり摂り、脂質を多く摂る。
このバランスを保てているのであればカロリーが増えても痩せるとされてます。
(私はそんなに沢山食べれなかったのでカロリーを大幅に増やして体重の増減はチェックしてません)
ただ、早く体重をいち早く落としたい場合はカロリーも少しばかり意識する必要はあります。
マヨネーズのカロリーの高さは『脂質』が原因です。
そもそもマヨネーズは『植物油、卵、酢、塩』がメインの減量です。
食品の成分表では一番最初に出てくるものが最も多く含まれています。
マヨネーズは15gあたり11.2gの脂質が含まれているそうです。(キューピーの公式サイト参照)
脂質は1gあたり9kcalありますので、11.2gx9kcalで100kcalになります。
つまりマヨネーズのカロリーは脂質が原因です。
ケトジェニックは高脂質食だから脂質は気にしない
ケトジェニックは摂取カロリーの65~70%を脂質で摂取しましょうと言われてます。
例えば、2,000kcalのランチを食べたとしたら1,400kcalは脂質で摂る。
つまり155gくらいの脂質を摂取することになります・・。
マヨネーズだけで言ったら大さじ14杯分くらいの量です・・すごい量。
ただ脂質をいっぱい取れるから「マヨネーズいっぱい使お!」となるのも考えものです。
というのも良い脂質を多く摂ることを理想としているからです。
次のチャプターからこの点について詳しく解説していきます。
とりあえずケトジェニック中はカロリーは気にしなくても良いということを覚えておいていただけると幸いです。
脂質を多く摂ることになるとカロリーが勝手に高くなることにもなりますし。
マヨネーズの植物油は良くない?
マヨネーズには大さじ1(15g)に11gの脂質があると書きました。
卵自体にも脂質はありますので11gの全てが植物油ということはありませんが、大半が植物油であることが予想されます。
植物油と記載されているものは大抵の場合は大豆油、菜種油、とうもろこし油などが使われています。
これら近代になって出現した植物油は危険性を指摘されています。
化学溶剤などを用いて油を抽出して脱臭(悪臭を放つため)する過程で高温処理、添加物などが入りトランス脂肪酸が発生すると言われています。
様々な研究で植物油は酸化しやすく(または酸化している)身体の中に炎症を起こし、あらゆる病気の原因になると考えられています。
それに加えて炎症は肥満の原因になるとも考えられています・・。
昔からある油というのは工業が発展してない状態でも作れた油ということになりますので低温や圧搾だけでも抽出できたものが油として使われてきた経緯があります。
エクストラヴァージンオリーブオイル、アボカドオイル、ココナッツオイルなどの植物の油は比較的安全です。
化学的に作られるようになった油は炎症を起こし病気だけでなく肥満との関連性を考えるとマヨネーズは低糖質ではあるものの安易に手を出せるものでもないように感じます。
卵のコレステロールって身体に悪いんじゃ?
コレステロールという単語を聞いたことがある人も多いと思います。
特に高齢になってくるとコレステロールを気にしてると言う人も多いです。
事実、医療機関などは高コレステロールの食品は控えるように伝えています。
コレステロールはホルモンの一種です。
肝臓から生まれて血流に乗って旅して細胞などの微調整、脂肪の吸収消化などの仕事をします。
余分な(ハードな仕事で生き残った)コレステロールは家(肝臓)に戻ってきます。
その際に仕事ができるコレステロール(善玉)と仕事をしないコレステロール(悪玉)の2つが存在します。
善玉は血管に残った他のコレステロールなどを取り除いて肝臓に持ってきます。
しかし悪玉は放置するので、それによってコレステロールが残ってしまいます。
このコレステロールが色んな所に残ったままになるとどうなるのか?
血栓ができやすく脳梗塞のリスクが高まったりと良いことはありません。
そんなコレステロールは食べ物にも含まれています。
コレステロールの含まれた食品を食べると全身を循環し結果的には肝臓にたどり着きます。
すべての道は肝臓に通ずというところでしょうか。
色々と大事な働くをするコレステロールですが、その値が高くなりすぎると動脈硬化など病気の原因になるリスクが高まります。
そのため高コレステロール食は気をつけましょうねということなのだと思います。
そして卵も高コレステロール食といった位置づけにされてます。
ところがシリコンバレー式最強の食事法の著者であるデイブアスプリーはコレステロール自体は心臓病の原因にはならないと言います。
質の悪い植物油などがコレステロール自体も酸化させてしまい、それが広範囲に身体に行き渡り炎症を起こし心臓病などのリスクを高めると書いています。
質の良い脂質を摂っているのであれば高コレステロール食の心配は過度にする必要はないと言っています。
卵自体はケトジェニックに最適な食品です。
ただ卵も育てられ方で栄養が全く変わるので理想は放し飼いで育てられている鶏の卵です。
平飼いとも言われてます。
更に餌は天然の草や虫などが良いとされてます。
普通であれば穀物が与えられるのですが穀物を食べて育った鶏の卵はビタミン E、ビタミン A、オメガ 3の値が低かったということが分かっています。
逆に放し飼いされた鶏の卵はコレステロールも1/3程度になるそうです。
参考記事(英語)→https://www.motherearthnews.com/real-food/free-range-eggs-zmaz07onzgoe/?pageid=4
ということで質の悪い油、食品からのコレステロールは気をつけるべきですが良質な食材からのコレステロールは特段気にする必要がないということが分かりました。
市販のマヨネーズの油、卵はどうなんでしょうか・・。
安さからして上質なものを使っているとは到底思えません。
自家製マヨネーズのレシピ
ということで本当に安心できるマヨネーズは自分で作るしかありません。
材料 | 量 |
---|---|
卵 | 1個 |
粉マスタード | 小さじ1 |
白ワインビネガーorリンゴ酢orレモン汁 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1/4 |
オリーブオイルorアボカドオイル | 240ml |
- ボウルに卵、粉マスタード、酢、塩を入れます。
- ブレンダーで混ぜていき、片方の手でゆっくりとオイルを注いでいきます。
- どろっとしつつもふわふわになってきたら味をみて塩や酢などを足すなどして調整してみてください。
冷蔵庫でしっかりと保存して5日間くらいは保ちます。
逆に言えば本当に良いものは日持ちしないものなのかもしれません・・。
ただこの自家製マヨネーズは原料の卵、オイルや塩、酢にこだわれば最強のマヨネーズになります。
自己満の世界ではありますが、満足感を得られるはずです!
まとめ ケトジェニック中でもマヨネーズはOK
そろそろまとめたいと思います。
マヨネーズは糖質が極めて少ないためケトジェニック中であっても食べることができます。
カロリーが高いのはそこまで気にする必要はありません。
ただ体重がなかなか落ちないという場合は脂質の摂りすぎも気にかける必要がありますので1ヶ月やっても全然体重が落ちないという場合は隠れ糖質を食べてないか?というのと脂質を少なくするテストをしてみてください。
そして、市販のマヨネーズには直接的ではなくても間接的に肥満の原因になる可能性があります。
それは植物油です。
質の悪い植物油(大豆油、菜種油、とうもろこし油など)が使われていることが殆どでそれらの油は酸化していて体内に炎症を起こします。
炎症は病気だけでなく肥満の原因になることは様々な研究で分かってきています。
マヨネーズ大好き!という場合はこの記事でも紹介しましたレシピをもとに自家製マヨネーズを作ってみてはいかがでしょうか?
ケトジェニックをするということは食べ物の栄養なども学ぶことになることが多いかと思います。
痩せることが目的かとは思いますが、せっかく食べるものの勉強をするのであれば健康面もついでにレベルアップさせてしまいましょう。
そのために知識は武器になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問、要望、ご指摘はコメントやメールを頂けますと幸いです。
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