ケトジェニック、糖質制限中のアルコールは痩せない原因

ケトジェニックダイエット

ケトジェニックや糖質制限ダイエットをしている最中のアルコールは体重減少を邪魔するどころか肥満に繋がる場合があります。

ケトや糖質制限中のアルコールは基本的に糖質が少ない、またはゼロのものになります。(当たり前なんですが・・。)

まずそれらの糖質ゼロor極めて少ないアルコールについて解説をしていきます。

糖質の少ないアルコール飲料

1:蒸留酒

蒸留酒はウイスキー、ブランデー、焼酎、ウォッカ、テキーラ、ジンなどのアルコールを指します。

これらは製造過程で糖質がなくなりますのでケトジェニック、糖質制限ダイエットをしていても直接的な影響はありません。

ただ、缶チューハイなど缶のアルコール飲料は『甘いもので割っている』こともあります。

いくら蒸留酒(スピリッツ)を使っていても割り物に砂糖が入っていると台無しになってしまいますのでご注意を!

「人工甘味料を使ってるからOKじゃね?」と思われるかもしれません。

アルコールはただでさえ身体に悪いのに人工甘味料で更に悪くして身体が心配ですよ。

ケトジェニック中の方にオススメできる(健康にも害が少ない)甘味料については過去に記事で書いていますので参考にしていただけると幸いです→https://keto-hacking.com/keto-amaimono/

2:辛口のワイン、スパークリングワイン

辛口のワインであればグラス一杯(150ml)で2g程度の糖質しかありません。

一人で一本空けると10gくらいの糖質を摂取することになります。

よほど辛いことがあったときか10年ぶりに故郷に帰ってきた友人と飲むときにだけ一人で1本空ける心持ちが必要です。

ケトジェニックの場合は1日の糖質摂取量は20gが目標値となっています。

だから1瓶を空けてしまったらそれだけで半分は摂取してしまうことになるのです・・

それにかなり酔うことが予想され、そうなると肥満化する恐ろしい事態が待ち受けています。

それについては後ほど解説していきます。

甘口のワインには多くの糖質がありますのでケトジェニック、糖質制限中は除外されるアルコールになります。

以上の2種類のアルコールが糖質の少ないアルコールになります。

つまりケトジェニック、糖質制限時でも大丈夫ということです。

ZIMAやスカイブルー、スミノフなどは甘いもので割られていて1本で20g以上の糖質があります。

ビールにも350mlには10g以上の糖質があります。

痩せたいのであれば蒸留酒(水かソーダ、無糖のお茶などで割る)か辛口ワイン縛りでいきましょう。

アルコールを飲むと痩せない原因

糖質制限もケトジェニックも根幹にあるのは「糖質を控えましょう」です。

現代の食事は糖質が多く、余分な糖質は脂肪に変換されます。

しかし糖質をカットすることでこれまで蓄積してきた脂肪をエネルギーとして使うようになるため脂肪燃焼して痩せるという身体の仕組みを用いたダイエット法です。

糖質の少ない又はゼロのアルコールをご紹介しましたが、
アルコールを飲むこと自体が肥満に繋がるという研究結果が複数あります。

実は今回の記事ではそれをメインにお伝えしたかったのです・・。

アルコールを飲むと食欲のセーブができなくなる

これは誰しもが経験したことはあるかもしれません。

お酒を飲んでいて、または終盤戦で「身体に良いブロッコリー食べたいな♪」などとはならないはず・・。

大抵の場合はラーメン、チャーハンなど味の濃いもの。

いわゆる健康とは敵対関係にあるような食品を欲するようになるのではないでしょうか?

少しのアルコールであればまだセーブは効くかもしれませんが多く飲めば飲むほど自制は効かなくなります。

これは多くのアルコールを飲むことで血糖値の変動が起こり、食欲を抑制するレプチンというホルモンを麻痺させるために過食に陥ってしまうということです。

つまり私やあなたの意思が弱いのではなくアルコールのせいでそうなっているということです。

ただ、それを言い訳に毎回毎回好き勝手食べていたらお分かりですよね?

はい、そうですお腹周りの脂肪は減るどころか上へ下へ前へと好き勝手に膨張していきます。

もうこれ以上、脂肪のやろうに好き勝手させる時代は終わりです。

ダンベルを持って脂肪の統治を終わらせ平和を取り戻しましょう。

アルコールは高カロリー

また、アルコールにはカロリーがあります。

栄養豊富なカロリーは歓迎できますがアルコールのカロリーに栄養は殆どありません。

350mlのビールには約150キロカロリー、150mlのワインには120キロカロリー含まれています。

厄介なことにアルコールのカロリーは満腹感を与えてくれません

普通、食事をしてカロリーを摂取したら満腹感を得られますよね。でもアルコールにはそのような作用がなくて空腹の信号を発します。

その結果として先程と同様に食べすぎを誘発したり空腹感を逆に感じてしまうのです。

ネイチャーの論文(英語):https://www.nature.com/articles/ncomms14014

アルコールは腸内の善玉菌を減少させる

『多く』アルコールを飲みすぎると腸内細菌のバランスが崩れてしまいます

主に良い働きをしてくれる善玉菌を減少させるということが分かっているようです。

もちろん少ない量のアルコールであれば大丈夫とのことですが、アルコールの弊害の一つということです。

アルコールと腸内細菌叢の関連(英語):https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5645934/

腸内細菌というのは良い菌も悪い菌もいて、それはバランス良く保たれているそうです。

良い菌ばかりが増えてもダメだし悪い菌が優勢になってもそれはそれで良くないという非常にバランスの取れた環境なようです。

ただ砂糖や化学物質、アルコールなどによって腸内細菌は常に脅威にさらされてます。

腸内細菌バランスの乱れは肥満に繋がっているというのは有名な話です。

他にも安いワインなどにはグリホサート(農薬)や除草剤、着色料などが多く入っていると言われています。
このワインの添加物についてはまだ詳しく調べきれていないので一部の医師や研究者が言っているのを右から左へ書いているだけなのですが、現代の工業化された商品なら入っててもなんら不思議ではありません。

ポテチなどの内容品を見ても分かるように聞いたこともない化学名が名を連ねていることが多いです。
それはまるで宝くじが当たったら知らない親戚が増えたというような違和感しかありません。

そういった自然界になかったものが身体に入ると身体は何かしらの反応をします。

消化しようとするかもしれませんが、消化できず無駄な徒労に終わるかもしれません。

その過程で身体はエネルギーを使いますので脂肪燃焼に待ったがかかってしまう可能性が大なわけです。

その結果として痩せるスピードが遅くなります

まとめ: アルコールは蒸留酒で飲む量を少なくする

ということでアルコールはダイエットの邪魔者であるということが分かってきました。

といっても私も高熱が出ようが365日晩酌をしていた人間ですので「はい!お酒今日からヤメます!」とスパッと行くのは難しいことは承知してます。

私も晩酌をやめれたのは『年間にかかるコストを割り出した』ことと『やりたいことが見つかった』という2つの理由からでした。

そういった理由がないとなかなか習慣は変えられないもの。

ですから痩せたいということがあなたの中で優先順位が徐々に高くなってきたらアルコールとは距離を取らなければいけません。

そうでなければ糖質の少ない蒸留酒をチョイスして量を減らすことに注力してください。

そうすれば翌日の体調も良く、ケトジェニックダイエットや糖質制限ダイエットの邪魔にならず楽しめることでしょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

質問、要望がありましたらいつでもメール、コメントをください。

ありがとうございました。

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