ケトジェニックまたは糖質制限ダイエット中に飲めるお酒は糖質が極めて少ないor糖質がないお酒となります。
ケトジェニックダイエットでは1日の糖質量が20g程度だと効率よく痩せる目安になります。
それを邪魔しないお酒が望ましいということで、この記事ではケトジェニックや糖質制限中であっても飲んで良いお酒について解説していきます。
ケトジェニック/糖質制限中に飲めるお酒
1: ウイスキー、ブランデー
蒸留酒(別名:スピリッツ)は基本的に糖質、炭水化物は含まれてません。
ウイスキーの原料は大麦であることが多いのですが殆どグルテンは含まれていません。
元々大麦には小麦ほどのグルテンは含まれておらず、かつ蒸留をしていく過程でグルテンは削ぎ落とされていくそうです。
ですからグルテンフリーの人にもオススメのお酒になります。
ブランデーはブドウなどが原料なので糖質がありそうですが、蒸留する過程で糖質は0になります。
ただし、コーラなどの糖質の含まれたもので割ってしまっては意味なくなってしまいますので割るなら水かソーダにしておきましょう。
2: ウォッカ、ジン、テキーラ
これらも蒸留酒です。
そう、蒸留酒は糖質が原則としてありませんからケトジェニックや糖質制限中であってもOKだと覚えてもらって大丈夫です。
度数が強いので割ることが多いと思いますが、先程と同様に甘いもので割ると途端にNGになります。
ケト、糖質制限を厳格に守るのであればソーダ、レモン、ライムあたりとなります。
3: 焼酎
焼酎も蒸留酒になります。
糖質量はゼロです。
ただ全てのお酒に言えることですし後ほど解説しますがお酒にはカロリーがあります。
焼酎はつい飲みすぎてしまうことがありますので、その点は少し注意が必要です。
あと割物は水、お湯、ソーダなど糖質ゼロでないといけません。
私は梅干しを入れてソーダで割るが好きなのですが(どうでもいい)梅干しも砂糖が入れられてる場合があります・・。
そうすると要注意です。
個人的にはぬちまーす(沖縄の塩)で漬けられた梅干しを通販で購入して食べていました。
(ピロリ菌に梅干しが良いという記述を見たので。。えぇピロリ菌がいます。)
4: 辛口のワイン
辛口のワインはグラス一杯あたり1.5~2gの炭水化物/糖質が入ってます。
ボトル一本空けても11~12g程度の糖質ですから、ケトジェニックには向いていると言えるのではないでしょうか。
ただそれ以外の食事などである程度の糖質を摂っているのであればワインは数杯でやめなければいけませんのでご注意を。
甘口やポートワイン、デザートワインなどは少なくとも100mlあたり4g以上の炭水化物が含まれています。
ポートワインは100mlで13g以上の炭水化物があるといった記述もありました。それも納得の甘さ・・
ですから甘口のワインには要注意です!
5: シャンパン、スパークリングワイン
シャンパンは一杯あたり2g程度の炭水化物です。
先ほどのワインと同じような感じになります。
飲みやすくするために甘い味付けをしてあるスパークリングワインもありますので、そういうのを飲んでしまうとアウトとなりますのでご注意ください。
お酒は減量の妨げになる?
TEDにも登壇したことがある医師サラホールバーグ、健康断食という本を書いているジェイソンファンなどダイエットや2型糖尿病の改善を指導している人たちが共通して言うのは「お酒は体重減少を遅くする」ということです。
理由としてはお酒を飲むことで脂肪燃焼が邪魔されてしまい体重が減らなくなってしまうこと。
そしてアルコール自体にカロリーがあることが理由だとされています。
確かにアルコールをやめただけで痩せた身の回りの人が何人もいます。
それだけアルコールは体内で分解するためにエネルギーを使っていて、他の働きをストップさせてしまうのかもしれません。
それとアルコールは1gあたり約7キロカロリーあります。
糖質がないハイボールの缶(350ml)でも160キロカロリー近くあるのはそういうことからです。
あまりにも多くのカロリーを摂ってしまうと痩せるのが落ちるのも当然の話となりますので、ケトジェニックをしていても痩せないなという人は飲みすぎていたというケースもあります。
お酒は一杯でも身体に悪い
私はほぼ365日風邪をひこうがお酒を飲んでいました。
それが習慣となっていて夜になると酒を飲みたくてウズウズしていました・・
飲む量も最初の頃と比較して徐々に増えて翌日にお酒が残ってるなぁと感じることも増えました。
ちょっと「さすがにこのままではまずいんじゃないかな?」と言いしれぬ不安を感じて晩酌をやめることを決意。
最初の1~2週間はなかなか寝付けなかったり、すぐ起きてしまうなど睡眠に明らかな異変が起こり結構なストレスを感じました。
ですが人間疲れれば寝れるもんですし慣れるもんです。
お酒を飲まないことが日常となって徐々に睡眠も普段どおりになってきて寝起きもスッキリ!
寝起きから疲れを感じることもよくあったのですが晩酌をやめてからというもの、あまり疲れを感じることがなくなったように感じます。
お酒をやめることのメリットが大きすぎます・・。
小学生、中学生の頃はお酒を飲む習慣なんてなかったわけです。それが大人になって飲むようになって、それが毎日の習慣になる・・
もう生活の一部となってしまって切り離すことができない・・これはよく考えると危険な状態ですよね。
ダイエットもそうですが健康面や老化の面から考えてもお酒を飲むメリットはあまりありません。
ビル・ゲイツの財団が資金提供をしてアルコールに関する調査をしました。
15~39歳では1日1杯でも糖尿病、脳卒中、心臓発作、老化、肝臓のトラブルなどのリスクが高まることが分かったそうです。
調査結果(英語): https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(22)00847-9/fulltext#seccestitle140
一杯程度ならば健康のために良いというお酒業界の主張がありますが、それらを信じるのはリスクがあるということです。
ケトジェニック、糖質制限中に飲めないお酒
反対の飲めないお酒
つまり糖質の高いお酒についても触れておきます。
1: ビール
ビールは『パンを飲んでいるようなもの』と言われています。
350mlに10g以上の炭水化物/糖質が含まれていることが殆どです。
低糖質なビールも増えているようですが、それを飲んでケトーシス(糖質を制限すると脂肪燃焼モードになるがその状態のこと)を抜けないかを検証した人がブログで公開していましたが低糖質ビールでもインスリン、血糖値は上昇してケトーシスではなくなってしまったと書いてありました。
つまりビールは普通のもライト(低糖質)なものもケトジェニック、糖質制限中は避けるべきだということになります。
余分な糖質は脂肪の蓄積になってしまいます。
2: スミノフアイス、ジーマなどのクーラー系
クーラーとはカクテルの一種でお酒に炭酸と砂糖を混ぜたものです。
スミノフやジーマなどは瓶で飲んでいるとなにかかっこよく見えますが、それを飲み続けるとかっこ悪い体型になります。
スミノフアイスは1瓶で糖質は26gあります。
砂糖を飲んでいるようなものです・・。
3: 甘く割られたお酒全般
ジュースはもちろんトニックウォーターなどで割られたお酒は糖質が潤沢に混入しています。
これらを数杯飲んだだけでかなりの量の糖質を摂取してしまうことになります。
コーラ=100mlあたり約11g
トニックウォーター=100mlあたり約9g
オレンジジュース=100mlあたり約10g
牛乳=100mlあたり約5g
の糖質が含まれています。
100%のジュースであっても糖質は変わらずかなり入っています。
ケトジェニック中はこれらの甘く割られたお酒は自分にNGを出しましょう。
まとめ 『ケトジェニック糖質制限中は蒸留酒or辛口ワイン数杯』
ということでケトジェニック、糖質制限中は糖質がゼロの蒸留酒を飲みましょう。
蒸留酒は以下のものです。
- 焼酎
- ウイスキー
- ブランデー
- ジン
- ウォッカ
- テキーラ
などです。
ワインは辛口に限って数杯飲むことができます。
飲んではいけないお酒は糖質が多いもの。
ビールや甘く割られたものなどはあっという間に糖質を多くとってしまうことになりますのでダイエット中は避けるのが無難です。
これらの知識を身につけるだけで、あなたのお腹周りに居座ろうとする脂肪をはねのけることがカンタンになります。
太ってしまう理由とそれを解決する方法を知っておけば行動の舵取りをしやすくなるはずです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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