ケトジェニック中にダイエットコーラを飲むとどうなるか?

ケトジェニックダイエット

普通のコーラは500mlのペットボトルに56.5gの砂糖が入ってます。

一方、ダイエットコーラはカロリーゼロです。

カロリーゼロの正体は人工甘味料のアスパルテームなどです。

カロリーゼロということは糖質として扱われないことを示しています。

ということはケトジェニック中のダイエットコーラはどうなんでしょうか?

ダイエットコーラはケトン値が低下する

ケトジェニックや低炭水化物ダイエットを専門的に発信しているスウェーデンの医師が発信するサイトで検証が行われました。

ペプシのダイエット系コーラを飲んでケトン値がどうなるのか?という検証です。

結論はダイエット系コーラを飲んだ15分後からケトン値は低下し始めて最終的には50%近くも低減したということでした。

ケトン値ってなんだ?という方のために少し解説を加えますね。

ケトン値とは?

普段は食べ物から得た糖質を分解してエネルギー源としています。

しかしケトジェニックダイエットなどの糖質を厳格に制限すると糖質からのエネルギー補給がされなくなりますので身体は燃料切れの状態になります。

そういう状態になると人間の身体は脂肪を分解してエネルギーとするようになります。

この時に生まれるのがケトン体です。

ちなみに脂肪を燃やす体質にスイッチした状態のことをケトーシスと呼びます。

ケトーシス初期ではケトン値は低く右肩上がりにケトン値が高くなっていきます。

ケトン値が高ければ高いほど燃やしている脂肪の量が多いとも言われています。

ケトン値を図る方法として尿、呼気、血液がありそれらを測定する機械なども売られています。

先程のスウェーデンの医師は血液で検証したようです。

ダイエットコーラ飲んだ5時間以上もケトン値は低いまま

この医師はダイエットコーラを飲む直前の計測では血中ケトン値は4.5mmol(ミリモル)あったようですが2時間後には2.2ミリモルまで低下したようです。

2時間をピークにそこから徐々にケトン値は戻ってきたようですが5時間が経過しても元の値には戻らなかったそうです。

つまり、この5時間近くは脂肪燃焼が鈍くなってしまったということでもあります。

ケトーシスは高速道路のようなものです。

急いで目的地に到着するために高速道路に乗っているのがケトーシスなのですが、ケトン値が低くなってしまうということはサービスエリアに立ち寄って時間を消費してしまっている状態です。

カロリーゼロだから、血糖値に影響が出ないからなどとダイエット系飲料を飲んでばかりいたら肝心の脂肪燃焼が一向に始まらないということなのです。

この医師はケトン値が低くなった原因の一つとして人工甘味料であってもインスリンが放出されるとされているため、それが原因ではないかと推測を述べていました。

ケトジェニック中はダイエットコーラは避けるべき

こうしたケトン値の低下が見られることからダイエットコーラはケトジェニック中は避けるべきだと考えます。

一方で私は色んな人工甘味料の研究を見て総体的にダイエットに良いか悪いかの決断は下せずにいます。

ラットなどの実験では人工甘味料を与えたグループと一般的な砂糖を与えたグループでは砂糖の方が肥満が確認され人工甘味料のグループは脂肪量、血圧の減少が確認されるなどの結果もあったからです。

ただ健康面で言いますと『腸内細菌叢』の破壊があるようです。

腸内細菌叢は善玉も悪玉もバランス良く棲み分けている空間です。

ところが爆弾が落とされれば一部の種族(腸内細菌)が倒されてしまい悪玉菌が優位など秩序が乱れます。

秩序が乱れると肥満に繋がることがあらゆる研究でもしめされていますし当然病気や脳機能、精神面などの原因にも繋がります。

そういった意味では人工甘味料は直接的ではなくても間接的には肥満と関連があるのかもしれません。

そのような理由から人工甘味料は一切摂らない私ですが、今回はなるべく客観的に調べて答えを出すようにしました。

腸内細菌の破壊があるという時点で身体には良いと言い難いのでオススメはできませんしケトン値が下がるリスクを抱えてますので気をつけましょう。

甘いものが食べたい、飲みたいというときはエリスリトール、ラカンカなどで代用するのもオススメです。

また高脂肪の食事をすることで砂糖への渇望も薄まるとされていますのでお試しください。

私もケトジェニックや健康面のことを勉強しだしてから考えが変わったのですが「大手企業が売っているものだから大丈夫だろう」という認識がそもそも間違いでした。

自分の身は自分で守るしかないようです。

公然と売られていたものが発がん性が見つかり急遽販売停止になり、静かに市場から消え去ったものは沢山あります。

ケトジェニックダイエットは自分の口に入るものに気を使う部分が増えてくるはずです。

それは「これって糖質どうなんだろう?」というところからだとは思いますが、この機会に「健康や脳、肌などにはどうなんだろう?」というのも調べてみてはいかがでしょうか?

それを極めていくだけでも身の回りの人を救うことになるかもしれませんし、サブのお仕事になるかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

質問、ご指摘などがございましたらコメントをいただけますと幸いです!

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