ケトジェニックダイエットと糖質制限の違いとは

ケトジェニックダイエット

糖質制限とケトジェニックの違いは糖質量の違いなど細かな点で異なります。

それらをこの記事で解説していきます。

糖質制限ダイエットとは?

糖質制限は白米、パン、パスタなどの小麦といった糖質の多いものを抜くこととされています。

もちろん砂糖が多く使われた料理やスイーツなどもNGです。

それらの代わりにタンパク質が豊富な肉類や糖質の少ない野菜を沢山食べます。

1日あたりの糖質量は130g未満と定義されることが多いようです。

ケトジェニックダイエットとは?

ケトジェニックも糖質を制限することは一緒です。

ただ1日の糖質量を20g程度まで制限します。

そしてタンパク質を体重1kgあたり1.2~2g程度摂取して脂質を多く摂る。

脂質の目安は摂取カロリーの60〜75%となっていて結構な量になります。

例えば1日に2,000キロカロリーの食事をしたとします。

その場合は脂質で1,400キロカロリー程度(155g程度の量)になります。

このように糖質制限ダイエットとケトジェニックでは食事の設定値が異なり、ケトの方が神経質にならなくてはいけません。

そして更に大きな違いが・・

ケトーシスという脂肪燃焼モード

人間は糖質を食べると体内で分解してエネルギーに変換します。

脳も糖質から生成されるグルコース(ブドウ糖)がエネルギーです。

しかし、ケトジェニックの場合はかなり厳格な糖質制限をするので糖からのエネルギー不足に陥ります。

エネルギーがなくなるとどうなるのか?

人間は脂肪を燃やしてそれをケトン体と呼ばれるエネルギーに変換して使うようになります。

脂肪はこういった非常時のために備蓄しておいた緊急用エネルギーだったのです。

この糖質が身体になく脂肪燃焼しているモードのときをケトーシスと言います。

エネルギー供給のために脂肪をどんどん分解していきますので当然ですが身体に溜まった脂肪は減っていきます。

結果としてスリムになり体重は減っていきます。

糖質制限ダイエットの場合は必ずしもケトーシスになるということでもありません。

厳格に糖質を抜くのではなく糖質の多い主食を抜くことから始める人が多く、それ以外は比較的糖質が多いものを食べてることもあるからです。

ただ白米や小麦を抜くだけでもかなりパワフルだと個人的には思っています。

なぜ糖質はダメなのか?

色んな食品に入れられる砂糖、野菜や穀物に含まれるでんぷん。

これらは全て糖質です。

人間の身体は食べた食品の糖質をエネルギーとして使います。

ですがすぐに使う用事のない糖質は脂肪に変換されます。

なにか給料に似ています。

給料が入ったら必要な経費を支払ってどんどんお金が減っていきます。

しかし、未来のことを考えると全て使うのではなく貯金もしておきたいと考えるのが人間のさが。

そこで余ったお金は貯蓄に回していき銀行口座の残高を太らせることにワクワクします。

身体の中でも同じような出来事が起こっていて、なにかあったときのために非常時用のエネルギーとして脂肪を溜め込むのです。

そして脂肪の原点は『糖質』

とくに現代の食事は高糖質なので、必要なエネルギー量以上の糖質を摂ってしまう傾向にあります。

だから太ってしまう。。

そこで入ってくる糖質を減らすことで、これ以上の脂肪を蓄積させないということができます。

さらにストイックに糖質制限をすれば先程も書いたようにケトーシスになりますので脂肪を燃やし始めます。

このような身体の仕組みから痩せたいときは糖質を制限することが効果的とされているのです。

糖質制限とケトジェニックどっちがいいの?

どちらもダイエットを目的とした食事法です。

つまり効果効能は一緒です。

ただ違う点としてはスピードが挙げられると思います。

残念なことに緩やかな糖質制限ダイエットとケトジェニックダイエットでの体重の減少スピードを比較検証した実験が見つけられませんでした。

しかし2つの特徴として

  • 糖質制限=脂肪の蓄積を防げるがケトーシスに必ずなるわけではない
  • ケトジェニック=脂肪蓄積を防ぎケトーシスになり脂肪燃焼する

といった若干の違い(でも大きな違い)があります。

その点ではケトジェニックの方が痩せるまでの期間は短いのではないかと思われます。

恐らくそうでしょう。

ただ辛さという面で言えばケトジェニックはかなり厳格に糖質制限しますので食べれないものがかなり多い。

そういう面から見ればケトジェニックは脱落する人が多いです。

えぇ私も例外ではありません。

何度もやっているのに友人から酒の席に誘われれば、なにかと糖質の多い食事をしてしまうものです・・。

そうでなくても「ダメ」と言われると逆に食べたくなるのが普遍の法則。

甘党でもなんでもなかったのにフルーツサンドとかクッキーとか食べたくなる不思議。

ケトジェニックはケトーシスが最大の目的ですので糖質を摂ったらリセットです。

見事にケトーシスじゃなくなるのです。

だからそのたびにリスタートという感じですが、それもご愛嬌。

人間らしくていいじゃないですか!(と、自分に言い聞かせてる)

またゼロからやればいいだけです。

好調なときは2週間、3週間と期間を伸ばしていけるはずです!

まとめ: 糖質制限とケトジェニックの違いは糖質量

糖質制限は1日の糖質を130g以下とします。

そして白米や小麦など糖質の多い主食を抜くのが一般的です。

ケトジェニックは1日の糖質を20g程度まで制限します。

そしてケトーシスという脂肪燃焼する体質を目指します。

これが2つの違いです。

細かく言うと先にも書きましたがケトはタンパク質や脂質なども決め事があります。

しかし大きな違いとしてこの点を抑えていただけると幸いです。

質問、ご指摘などがありましたら気軽にコメント、メールをください。

頑張っていきましょう!

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