ケトジェニックダイエットは糖質を少なくコントロールすることで痩せるダイエット法です。
美味しいものには糖質があるものですが唐揚げなどを筆頭とした揚げ物も例外ではありません。
片栗粉、パン粉、小麦粉の使う量にもよるところですが唐揚げは100gあたり10~15g程度の糖質があります。
豚肉のとんかつは100gあたり10g〜15程度の糖質。
1日の糖質量を20g程度まで下げることが推奨されているケトジェニックダイエットだと揚げ物はすぐに糖質を超過してしまうことになります。
なので揚げ物は避けるべきであるというのが結論ですが、どうしても食べたい場合は裏技を使うことで食べることもできます。
それらの方法についても解説していきます。
揚げ物の糖質は殆どが『ころも』
野菜の天麩羅などでは野菜自体の糖質も考えなければいけませんが肉は糖質はありません。
それなのに揚げ物にすると糖質が高くなるというのは『ころも』が原因ということになります。
ころもは小麦粉、片栗粉、パン粉などが主に使われます。
ころも | 100gあたりの糖質 |
---|---|
小麦粉 | 約70g |
パン粉 | 約60g |
片栗粉 | 約70g |
このように60%以上が糖質となっているためあっという間に高糖質な食べ物に変わってしまうのです・・
ケト中に揚げ物をどうしても食べたいときの代用できる衣
でも「どうしても今日は唐揚げの口になってるから食べたい」と感じることもあるかもしれません。
この場合は基本的に外食はNGです。
ただ自分で作るのであれば希望はあります。
よく代用の粉として使われるのが『アーモンドプードル』です。
アーモンドフラワー、アーモンドパウダーなどとも言われます。
グルテンフリーのアーモンドプードル
アーモンドプードルは皮を除いて細かく粉にしたものです。
フィナンシェなどの洋菓子などにも使われるのですが、ダイエッターは低炭水化物ということで小麦粉の代わりに使う人も多いです。
ただ糖質がゼロということではありません。
100gあたりの糖質は4g〜8gあります。
ですが小麦粉の70gと比較した時にいかに低糖質かが分かります。
ただアーモンドプードルでパンを作ろうと思うとなかなかうまくいくません。
なぜならグルテンフリーだからです。
パン(小麦)がふっくらと仕上がるのはグルテンが入っているからです。
ただこのグルテンが最近では身体に炎症を起こし病気や肥満の原因になると白羽の矢が立っています。
私も100%ではないもののグルテンは控えるようにしています。
ラーメン、パン、パスタなどの小麦を使った麺類、ピザなどなど・・・。
どれも美味しいものなんですがグルテンをやめてから体調が明らかに良い(プラセボ効果かも)と感じることと、久しぶりに小麦を摂ると(ミスドは特に・・。)明らかに身体が重くなるのを感じます。
遅延型フードアレルギーといってすぐに表立った症状は起こらないものの半日とか1日後にじわじわと体の内部で炎症が広がる食品もあります。
それは個人差があるところですが、この遅延型フードアレルギー検査ではグルテンでアレルギー反応を起こす人が実に多いと担当の栄養士さんは言っていました。(検査受けました)
アーモンドプードルは低糖質でグルテンフリーという点では優秀です。
味は小麦にはかないませんが・・。
アーモンドプードルのデメリット
アーモンドプードルは万能ではなく憂慮する点もあります。
アーモンド自体に『多価不飽和脂肪酸』『オメガ6』というものが多く含まれています。
アーモンドのオメガ6は表面の皮やビタミンEによって守られていますが粉状に粉砕されると保護がなくなりダイレクトに身体に吸収されやすくなってしまいます。
オメガ6自体は身体に悪いものではありませんが、あまりにも多く摂ってしまうと健康を害する可能性があります。
そのため頻繁に大量のアーモンドプードルを食べることは健康を害する可能性を否定できません。
ただ代用品としてクッキー、ピザ、パンも工夫を凝らして作れますのでケトジェニック中はオススメです。
揚げ物の油はケトジェニック向きではない
ケトジェニックダイエットは低糖質にし脂質は多く摂るのがルールです。
でも質の高い油、脂質でないといけないというのはケトジェニックを指導する人が共通して言うことです。
逆に「どんな脂質でもいいからとにかく一杯摂ってください」という人はちょっと信用なりません・・。
というのも揚げ物に使う油はサラダ油などの植物油が使われることがほとんどでしょう。
それらの植物油は工業的に作られるようになった現代の油です。
抽出する段階で化学溶剤を使い匂いを消すための脱臭、高温処理など製造工程でトランス脂肪酸が産生されます。
またこれらの油は熱に弱く揚げ物などでは酸化してしまいます。
酸化した油は老化を進行させ身体に炎症を起こすことが知られています。
高温に耐えうる調理向きの油はギー、バター、ココナッツオイルです。
どれも日本では日常的ではありませんが、ケトジェニック中はこれらを意識して使うのがオススメです。
ココナッツオイルは無臭のものもamazonで販売されてるので匂いが気になる人はそれをテストしてみてもいいかもしれません。それに健康的なメリットも得られます。
ココナッツオイルで揚げ物を楽しむこともできます。
ころもを使わない揚げ物はケトジェニック中OK?
衣(小麦、片栗粉など)を使わない素揚げであれば糖質の心配はなくなります。
(野菜本来の糖質などは気にしないといけません。)
ただ先程も書いたように揚げる油は非常に重要なのでその点は気をつけましょう。
フライドポテトはOK?
フライドポテトはOKじゃありません。
食べたら一発KOです。
衣は使っていませんがジャガイモが高糖質なのです・・。
100gあたり19g程度の糖質があります。
しつこいようですが油も重要です。
ちなみに工業的な油(植物油)が登場する前、ヨーロッパの人たちは鴨の油でポテトを揚げて食べていたそうです。
一度は食べてみたいところです。。
オーブンなどを使って揚げずに食べるなどの工夫もしましょう。
まとめ ケトジェニック中の揚げ物攻略
揚げ物は高糖質ですが原因は衣。
小麦粉、パン粉の代用品としてアーモンドプードルを使うことで低糖質な揚げ物を作ることができます。
そして揚げ物に使う油も気をつけましょう。
植物油は酸化しやすく、それを食べると身体の炎症が起こり病気、肥満の原因になるどころか老化を進行させる悪者です。
ココナッツオイルで揚げ物をするかオーブンで焼いてフライ風にしましょう。
外食ではほぼ確実に糖質を多く摂ってしまう末路になることが予想されますので忙しいとは思いますが食べ物が身体を作り精神面も作ることを思い起こして自炊を増やしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
質問、ご要望などありましたら気軽にメール、コメントをいただけると幸いです。
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